盛会の内に大会を終えました。
次の企画が決まったら掲載いたします。
2023年3月25日(土)・3月26日(日)
会場 東洋英和女学院大学大学院棟 201教室
大会委員長 白木孝二(Nagoya Connect & Share)
このワークショップは、セラピストのパフォーマンスの実質的改善をもたらすことが確認されているdeliberate practice(限界的練習:意識的で計画性のある練習)について紹介し、体験していただくものです。
Deliberate practice の重要な要素はフィードバックなので、参加者の皆さんにはORS/SRSなどのツールを用いた、クライアントからのフィードバックの計画的収集についても学んでいただきます。Deliberate practice にはコーチの指導と組み合わされたトレーニングが含まれますが、それはセラピストとしての進歩に関する明確な意図、向上と成長の具体的な目標とともに進められるものです。
ワークショップの内容
メンタルヘルス領域での、deliberate practice の役割。deliberate practice とは何か?意式的・計画的に練習するために必要なマインドセット。deliberate practice の分類、範疇。トレーニング。イマジネーションと創造性。日々のセッティングでどのように意図的・計画的に練習するのか。
*解説 deliberate practice について
エキスパート研究で有名な心理学者アンダース・エリクソンによる、超一流の音楽家やアスリートたちが、いかにして超一流になり得たのかに関する詳細な観察研究から導き出されたのが、このdeliberate practiceの考え方です。「限界的練習」「意識的で計画的なトレーンング」などと訳されたりします。「超一流になるのは才能か努力か?」という問いへの回答でもあります。Scott D. Millerたちのsuper shrinks(スーパー精神科医・臨床家)の研究がたどり着いた方向性でもあります。臨床家としてのスキルアップ、自己研鑽、エキスパートを目指す方々には必須のそして最適なトレーニング方法論でしょう。
講師:講師:ビルギット・ヴァラ の紹介
ビルギット・ヴァラはノルウェー臨床心理士で、精神保健機関のリーダーです。心理士としての経歴を通してずっとクライアントからのフィードバックを活用してきました。ORS/SRSの開発者の一人であるScott Miller 博士と幅広く交流、協働しています。彼女は、2006年からFIT (Feedback Informed Treatment)を教えており、経験豊かな講師、教師です。10年前から、クライアントからのフィードバックに基づいて開発された、ノルウェーの精神保健事業のディレクターを務めています。彼女のリーダーシップの下、スタッフは多年にわたってdeliberate practice の原則に従って働いています。ビルギットまた、セラピストのトレーニングでもこの方法を用いています。2019年に出版されたBeyond Best Practice: How mental health services can get betterの著者でもあります。
主催 ブリーフセラピー・ネットワーク・ジャパン
会場:東洋英和女学院本部大学院棟201室 (〒106-8507 東京都港区六本木5-14-40)
交通案内/地図:http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/about/access.html
大江戸線・南北線「麻布十番」駅より 徒歩:約10分(鳥居坂のぼる)
大江戸線「六本木」駅より 徒歩:約10分(鳥居坂くだる)
(東京駅から山手線「浜松町」から大江戸線「大門」に乗り換えて「麻布十番」下車)
詳細と申し込み先は、下記に掲載してあります。